「モダンタイムス 上」
そのチケットを受け取ったのはいつか?
差し出す手か、受け取る手か。
どこへ向かうのか。
なにを見せられるのか。
モダンタイムスにおいて、「視線、監視」をイメージしたのですが、眼を描きたくなかったので、手を描くことでその主はどこを見ているのか、絵を見た方自身の想像にお任せすることにしました。この想像にお任せするという点は、他の三作品にも共通しているテーマです。
この先は希望なのか、絶望なのか
未知であること(もしくはその時はそんなことさえ考えていないこと)を表現したくて、胸をざわつかせすぎないよう、背景はあまり手を加えずシンプルなものにして、しかし他の三枚に比べて軽くなりすぎないよう、小物と手を描きました。
チケットの文字は、下書きの段階ではしっかりと描き込んでいますが、読もうと思ったらなんとか読めないこともない、ぐらいに仕上げました。
日本画で描かせていただきました。
(この投稿画像はケータイアプリでスキャンしています)
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