「PK」
三作品(四冊)の中で、PKを最後に読む方が多いと考えます。書店の平台や棚に並べるときも、この作品が一番右に来るだろうと考え、そこには爽やかな希望のある色を使いたいと思いました。実際に読後感も気持ちのいいものでした。
コスチュームの緑、グラウンドの芝生などを思わせる色を使用しました。
何かを掴もうとする手、訴えかける手、助けを求める手、誰かを助ける手。
読む前にこの表紙を見て、どんな印象を受けるかはわかりませんが、読んだあと改めて見て、違った視点からも解釈できるようなもを描きました。
(本当は、落ちてきた子供を受けとる場面を読んで、これを描きたい!と思っただけなのですが、結果的に色々な見方が出来るものが出来ました)
左手の近くの白、ちょっと主張が強いかとも思いましたが、ぼんやり眺めていると、落ちてきた子供にも、天使のようにも見えて、これはこれでいいかと思い、そのままにしました。
ただの絵の具か、意味を見出すか。水の動きで自然に出来たものですが、これも結果的にいい作用が働いてくれそうです。
日本画で描かせていただきました。
(この投稿画像はケータイアプリでスキャンしています)
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