「ルナズロア」

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  • 公開日 2022年12月27日

狼男の呪いを宿した〈エクスロア〉で、野獣の攻撃的性質を宿した戦士で、戦闘に於いては凶暴にも映る野獣の攻撃的性質に敵と激しく交えます。
モチーフモンスターが示す通り満月下では能力が数倍化する効果〈カースブースト〉を得られますが、戦闘の高陽に呑まれるとバーサーク化してしまう危険性も孕むため、常に理性で組み敷く事を意識せねばならない厄介な二面性にも在ります。

名前は『ルナ:月』及び、それから発生した言葉『ルナティック:狂気』から。
しかし〈ルナティックロア〉だと長すぎますし、韻的に優美な印象にもあってキャラクター性に相応しくない……そこで『~ズ:~の』に簡略化変更した名前です。
この直前までは〈ムーンロア〉でしたが、それだと『狂気』の方が掛詞にならないので『ルナ』の方にした経緯にあります。
最初期にはダイレクトに〈ウルフロア〉〈ビーストロア〉なんかもありましたね。
ですが、それだと敵に〝獣系/狼系〟が登場した際に〝コイツだけ〟を象徴する意味合いが瓦解しますからw

意匠面ではやや〈狼男〉と伝わり難いのですが、おそらくそれは〝人間唇〟が理知性を連想誘発させるせいで、ですからそれを無くすと〝野生味に牙を剥いた獣〟というデザインが浮き上がって来ると思います(試しに〝人間唇〟を隠して見て下さい)。
担当カラーが茶色というのは原色基盤を定石法則とする『戦隊』としては異質なのですが(本家戦隊でも〈バトルコサック:『バトルフィーバーJ』〉がオレンジだったぐらいです)、オリジナル戦隊ですから〝結果として良くなる〟のであれば破戒してもいいかな……と。
このキャラクター時点では〈ブラドロア〉〈ガルバロア〉による模索も済んで方向性が定まっていたので、然して苦にはなりませんでしたね。
敢えて言うなら、目指したのは現在主流となっている〝二足歩行の狼人間〟ではなく、古典映画の〝人間だか狼だか猿だか判別着かないボーダーあやふやな怪奇獣人〟で、それを人面意匠をオミットした〈ゴーグル型〉で如何に表現するか……でした。
結果として「漠然と獣性が感受出来れば善し」と割り切り、どちらの像でもない独自性に固まったような気がします。
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