「大逆転!ぼくらのゲコクジャー!」

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  • 公開日 2023年07月09日

何か最終回みたいなタイトル付けちゃいましたがw

にしても、まさかここまで拡張されるとは思ってもいませんでしたね……(しみじみ)。
いまでは〈凰太郎戦隊〉でも屈指のキャラクター数となりました。
そもそもは〝遊び〟に過ぎなかったんですよね……全身タイツ繋がりで「五色の戦闘員による戦隊ってネタとして面白くね?」と(その最初期版は後々〈偽装戦隊ニセモンジャー〉となりました)。
で、そうした際に「……マトモにガチで練り込んだら独自性のある戦隊として面白そうだな」と私の『ヒーロー創作熱』が刺激されて公式昇華の運びとなったんですね。
多分『戦闘員による戦隊』程度は私以外でも発想としては出ると思います……が、おそらく『最初期案のパロディ止まり:悪ふざけジョーク域』だとは思う。
こんな〝華の無いダサダサ戦隊〟をマジに練り込む創作意欲は涌かんもの。
そんな労力割くぐらいなら〈カッコイイヒーロー〉を描きたいもの。
ですが、私は〝従来通りのガチ熱〟で昇華する事としたんですね。
それこそ〝無二の独自性〟が発揮できそうでしたし、何よりも〝弱いからこそ強くなろうと足掻く(そして成長していく)ヒーロー像〟というのがイメージに浮かぶと、これはこれで魅力的に感じて。
近年主流の『チート無双』へのアンチテーゼ的な逆行作風とも言えますよね。

とはいえ公表時は不安と懸念だらけのスタートでした。
私自身の創作意向はともかく、受け手にはやはり『ジョークパロディ』にしか映らないのではないか……とか、或いはガチ姿勢と伝わったとしても「こんなダサいのが新作って……ネタに尽きたのかな? コレじゃ楽しめそうも無いな」とか呆れられて凰太郎戦隊ファンが離れる事を懸念したり……。
ですが、結果的には杞憂だったように感じられます。
キャラクターや世界観が充実していく事で過去戦隊同様に楽しんで頂けているようですし、本作品は本作品で受け入れられているようにも感じましたから。
そして、おそらく私が〝従来通りの創作スタンスで臨んだ挑戦的姿勢〟というのも伝わっているとは思います。

あまりにも万事が異端過ぎる『逆転戦隊ゲコクジャー』──しかしながら、こうした充実を鑑みれば臨んで良かった作品のひとつでした。
私にしても感情移入と愛着も生じています。
彼等は紛れもなく〈凰太郎戦隊七代目〉です。

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