「根の春」
神都プマの北に聳える聖山ジャカイヤにある月を突く樹プルジの根が作った広大な地下空洞は、常に穏やかな光と熱に包まれ「根の春」と呼ばれ禁域とされている
その下層で水と共に眠る目の無い獣ヌフの躯は、呪われ、根も触れようとしなかった
だが、いつしか、息をしない小人が棲みついた
神都プマの北に聳える聖山ジャカイヤにある月を突く樹プルジの根が作った広大な地下空洞は、常に穏やかな光と熱に包まれ「根の春」と呼ばれ禁域とされている
その下層で水と共に眠る目の無い獣ヌフの躯は、呪われ、根も触れようとしなかった
だが、いつしか、息をしない小人が棲みついた
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