「葉っぱと棘!6「小悪魔の誘惑!」」

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  • 公開日 2024年02月24日

いきなりふいに抱きついてきた薫にあたふたし、てこずってしまう隼人…。

隼人「(おい!ちょ、何なんだよいったい!Σ(゚Д゚)」

涼華「あらあら、はやちゃんさっそく気に入って貰えたかしらね!パパですって!小さくて可愛いわ!(*´▽`*)」

瑠璃子「男性はみんなパパって呼ぶんです!買い物に出かけるといつも!薫は来月の3月で9歳になるけど、体の発育が遅くって!もともと、人懐っこい所があるんですけど、初対面の人にすぐ甘えたりするの見るのは私も初めてかも!(;´・ω・)」

隼人「(聞いてねーし…おい、離れろよ!てか、どこ顔あててんだよ、こいつ!(# ゚Д゚))」

薫の顔がちょうど隼人の股間あたりにあたって変な感覚になる!

瑠璃子「ほんとに無理言ってごめんなさい!けど良かったです!こだわりの強い子でもあったから少し心配だったけど、薫も優しい隼人さんを受け入れられたみたいで私も安心してまかせられます!隼人さんてイケメンですよね!(*^_^*)」

隼人「(この状況でどさくさに褒められたって、うれしくねーし、飲み屋の口説き文句かっつーの!預かるも何も俺は最初からイエスも何も言ってねーんだよ!って…てめえもいい加減離れろ!(# ゚Д゚))」

涼華「最近、亡くなった主人に似てきたって話してた所なんだけど、最近じゃ声までそっくりになって来て驚いてたのよ!(*´ω`*)

瑠璃子「男の子はやっぱりお父さんに似るのかもしれないですね!涼華さん成長した息子さんに惚れなおしたんじゃないですか?(*´▽`*)」

涼華「ふふ、どうかしらねえ!一人っ子で過保護に育てちゃったから、まだまだ社会勉強が必要かもね!学校も辞めちゃったからこれからどうするのか、大変だわ!(*´ω`*)」

瑠璃子「そのおかげで薫をみてて貰えるので感謝しかないです!(*´▽`*)」

涼華「薫くんは、お母さん似なんじゃない!(*^_^*)そろそろバーの時間になるから行きましょうか!瑠璃子さん、そのコート一枚じゃ寒くない!取りあえず家まで送るわ!」

瑠璃子「いえ、大丈夫ですよ!すみません、すっかり長居してしまって…!それじゃ隼人さん1週間薫をお願いしますね!これ着替えと薫の事が書かれたノートが入っています!何か困った時の参考になればと思って!お風呂とか嫌いみたいで暴れる時は無理しないで入れなくて大丈夫ですから!(*´▽`*)」

瑠璃子は隼人の返事もまたずに、土間の床に置かれていた小さな旅行用のバックみたいなものを差し出してきた!

隼人「はっ!1週間て…(# ゚Д゚)」

涼華「隼人も可愛い弟が出来て少しは成長するかしらね!社会勉強だと思ってしっかりね!お母さんたち行くから後は頼んだわ!(*´ω`*)」

涼華はどさくさに寝室に紫のコートを取りに行き戻ってくると、

涼華「戸締まりだけしっかりしなさいね!何かあったらメールするから!(*^_^*)」

小さなバッグを肩にかけ、会釈する瑠璃子と一緒に家を出て行ってしまった。

隼人「のーみそ出来損ないのガキ押し付けて何が、社会勉強だ!ふざけんな!(# ゚Д゚)」

何度も必死に叫んでいた心の不満も届かず、ほぼ二人の一方的な強い願望のような圧力に巻き込まれた隼人!結局いまだ図太くしがみついて小悪魔な視線を送る薫の世話をする事が決まってしまった!(>_<)くそ~!

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