「太陽クラゲ!(版画、落書き!)」
ホラー小説「ダイビング!」の挿絵です。
昨日の続きで、プールサイドにいたたけしが、ふいに何者かに足をつかまれて、プールの中にひきこまれた。
「わあっ!」と驚きながらも必死で足首のほうを見下ろした、たけし。
だが、水中ではあやしい物は何も見当たらず、夕方近くて、そこには、無数のタコやクラゲに似た不思議な生物が透き通るような透明な身体で穏やかにうかんでいるだけだった。
その姿は、太陽のような不思議なひかりを放つ不気味なエイリアンのようにたけしの目にはうつった。
いそいで、気のせいだと思った、たけしが水面にあがってみると、確かに右足首には、何者かにつかまれたあざがくっきりと残っていた。
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