少女、月島花音は事件を呼ぶ不幸体質だった。
ある日花音は奇妙な本を拾う。そこには自分の死に様が無数に書かれた死の本だった。
花音は誰かを頼ろうにもバカにされ相手にされず、途方に暮れてしまう。
そんな中花音はなんでも事件を解決してしまう「魔王」と呼ばれる不気味な探偵の噂を聞く。
その探偵は少年、四十万王我(しじまおうが)。自称探偵を名乗る彼は謎を解き真実を暴く快楽を得ることのみを目的にした問題探偵だった。

生きるために花音は探偵王我の力を
王我は事件を呼んでくれる花音の存在を
それぞれがお互いに依存した危険な関係が完成する。

そんな中、王我は花音が持つ死の本を読み、思いつきを花音に提案する。
「ここに書かれている豪華ホテルに行きましょう。貴方を殺すことが書かれこの本によって約束された、死のホテルへ」