「ふしぎの気配とすれ違う街。」
応募させていただきます。金沢市のくらがり坂を描きました。
実家が金沢市の城下町にあるので、シンプルにいちばん好きな場所を描きました。
かつて花街だったという場所へつながるくらがり坂は、いつ行ってもほんのりと暗く、涼しく、たまにどこかから琴の音色が聞こえてきたりします。
神社の奥まった、少し隠れた場所から出る道という事もあり、不思議な世界への入り口のような気がして、いつもなにかを期待して歩いていました。
金沢を旅行した友人は金沢を『時間が止まったような』という風にはなしてくれる事が多いです。
過去と現在の生活が入り混じる金沢には、なんだか少しドキドキする、でもずっとここにいたいような安心感もある、そういう魅力的な小道が、たくさんあるのではないかと思うのです。
きらきらした華やかな場所や、おいしい物があるにぎやかな所もよいですが、私は観光に来たひと達には金沢市の色々な路地裏や小道をあるいて見てほしいなあと思います。できれは夜と昼間、どちらもみて比べてみてほしい。そういう気持ちで描きました。よろしくお願いいたします。
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