「『PK』装画案・子供」
伊坂幸太郎さん著『PK』のカバービジュアル案です。
◆説明・コメント
「密使」から「PK」へとつながる、子供が落下するシーンを描きました。
暗い空間へ落下していく子供、そこへ繋がり折り重なる水玉模様は「人の感情」、
また「選択」の積み重ねを指しています。
「PK」作中の大臣の言葉を引用します。
"未来の状態を作るのは、人だ。もっと言えば、人の感情だろう。"
"様々な人間の感情が積み重なって、世の中の方向性は変わってくる。"
勇気と臆病が伝染し、連鎖した歴史の象徴的一瞬であり、作品のクライマックスでもあり、
読み手が(私自身も)勇気を強く感じる大切な場面であると思い、描きました。
◆仕様について
ヨコ105mm✕タテ148mmに10mmの塗り足しを追加して作成しております。
2枚目は塗り足し分を含めた全体図です。
3枚目は表紙4までを想定したカバーイラスト※
4枚目は水玉模様の差分イラストです。右側ほど細かく、情報量が多い複雑なイラストになっています。
※3枚目の表紙4は別の表紙案でも描いた時間蟻のデザインを用いています。
別案
https://illust.daysneo.com/works/61e25d69e45299fa69fc799f341e42ce.html
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