「ウォルズ:線画」

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  • 公開日 2024年08月30日

未確認戦隊ユーフォリナーに敵幹部〈ウォルズ〉が登場!
見ての通り昭和期には王道スタンダード像だった〈タコ型宇宙人〉ですね。
言わずもがな、この宇宙人はSF小説の古典金字塔『宇宙戦争(著:H.G.ウェルズ)』に登場したタイプで、そこからネーミングは〝ウェルズ〟に『ウォー:戦争の意ですが転じて侵略戦争を意訳意図』を合成しています。
加えて言えば、原典『宇宙戦争』の英題とも掛詞遊び。

当初から幹部に〈ウェルズ型宇宙人〉を据える構想ではいました。
やはり『昭和期宇宙人オカルト』に於いては絶対に外せないマストですからね。
本作品は『懐古的宇宙人オカルト』というコンセプトですから、絶対〈幹部級キャラクター〉に据えたかった。
昭和期には鉄板として市民権に在った〈タコ型宇宙人〉ですが、乱雑な模倣像が氾濫し過ぎたせいで、後年にはギャグ的扱いも増えていき、大衆が食傷気味になって、更には〈グレイ〉が新たな市民権を得ると笑い種扱いにすらされてしまいました……が、そもそもウェルズは「タコそのもの」とはしておらず「敢えて形容するならタコのような形態」としただけです。
根幹的なシリアス演出が為されていれば近年の鑑賞眼を以てしても充分な説得力に在る事は映画『宇宙戦争(新旧問わず)』を観れば明白かと思います。

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